2014 伊藤啓子スイス ツアー レポート 【2伊藤啓子ソロ・ツアー】

2014 伊藤啓子スイス ツアー レポート
【2伊藤啓子ソロ・ツアー】

大津市の姉妹都市、インターラーケンの
Kunsthaus Interlakenで7月21日から8月17日にかけて開催される
“Japan Art Today”

これはスイスなどヨーロッパで活躍する現代日本人芸術家の作品を展示する企画展。
ベルンにある日本大使館がオーガナイズするこの美術展の開会セレモニーで
私が演奏することになっておりました。
ちょうどこの時期、日本とスイスの150周年を祝うために
スイスを公式訪問中の皇太子殿下がご臨席されると聞いたのはスイスに入ってからでした。
スイスで津軽三味線を演奏するグループと、
逆に日本でスイス・ヨーデルを歌う私が演奏を務めることとなったもので、
檜山さんの帰国後でしたので、インターラーケンの近くにお住まいのアコーディオニスト、
Christoph Haeniさんに伴奏をお願いしました。
クリストフさんは、昨年のテレビ局 主催の子供ヨーデル大会のチャンピオンになったシャンタンちゃんのお父さんで、とても気さくな温かい人柄。
私の歌唱にぴったりと合わせて くださいました。

6月20日の伴奏者クリストフさんと娘のシャンタンちゃん

皇太子殿下のお言葉、インターラーケン市長のスピーチのあと、3曲

1.Mir saege Dank!
2.Hoech obe
3.Vorfroeehlig(日本語訳の歌詞にて)

を演奏いたしました。
最前列の皇太子殿下をはじめ、臨席のスイスの皆様も、
日本の大使館のスタッフの方々にも大変喜んでいただけました。

スピーチをされる皇太子殿下

Kunsthaus Interlaken

お見送りのときに”素晴しかったですね”と。
また”ヨーデルの習得は難しかったのでは?”というご質問に
“歌い出した当初は家族からあっちへ行って歌うように”
と言われながら練習した経緯をお話しするとニコニコ笑われ
日本語に翻訳した歌詞で歌った曲についても
“とても良かったですね”などとお言葉をいただきました。

皇太子殿下、お見送りのときにお言葉をかけていただきました

ちょうどこの期間19日から22日まで、スイス民俗音楽の代表的なフェスティバル、
Heirassa FestivalがWeggisで開催されていましたので聴きに行きました。
トッゲンブルクでお世話になったNadjaを始め、Willi Valotti、Dani Haeusler、
Markus Flueckiger、Jacqueline Wachterなどビッグな音楽家が勢揃い。
2月に来日したMathias Landtwingもいたので、そんな出演音楽家の席で
ずっと聴かせてもらいました。

ヴィリ・ヴァロッティとナディアのご両親と

2月に来日したマティアスの新グループ
「Greufig」mit ダニー・ホイズラー&カルロ・ブルンネル

2月に来日したマティアスの新しいグループ
「Greufig」@Heirassa Festival

Nadja+Dani+Willi 豪華コンサート@Heirassa Festival

ジャクリーン・ワクターと @Heirassa Festival

ダニー・ホイズラーのハンネリ・ミュージック @Heirassa Festival

ヴィリ・ヴァロッティとマリー・テレーズ

2月に来日したAndreas Bircherと@Stanserhorn

ビッグ3のリハーサル

2月に来日したイヴァンと

ルツェルンで活動する混声合唱グループ「リギ・コーラスグループ」が、
今年秋の発表会でヨーデルの入った曲を演奏するということで、練習にお邪魔しました。
せっかくスイスに住んでいるのだからと、ヨーデルも張り切って練習されていて、
合唱としての仕上がり具合はなかなか!
そこで、ヨーデルの発声のエッセンスをお伝えしてきました。
とても楽しく活動していっらっしゃって素晴らしいと思いました。
ぜひまた聴かせていただきたいと思っ ています。

【その3連邦ヨーデルフェスト・ダボス大会】へつづく

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