Profil

スイスアンサンブル エンツィアン
Swiss Ensemble ENZIAN

スイスの伝統的なヨーデルと民俗音楽を演奏するために集まった仲間です。
「アルプスに響くスイスヨーデルと民俗音楽の調べ」と題するコンサートも回を重ね、北は北海道から南は佐賀まで、多くの方にお届けして参りました。
小中学校や高校でのレクチャーも交えた学校コンサート。
スイスの雰囲気をお伝えする各種イベントやパーティでの演奏。
スイスの連邦ヨーデルフェストで、審査員から満点の評価で最高ランクに認定されている伊藤啓子・武居ゆりの姉妹によるデュエットは、このチームならではの演奏です。
アルプホルンやターラーシュヴィンゲン、ハックブレットなど珍しい民俗音楽の音色が花を添え、楽しい演奏が好評を得ています。


 
  •  伊藤 啓子 (いとう けいこ) :ヨーデル・カウベル
    立教大学法学部卒業。高校時代にスイスで出会ったヨーデルに魅せられ、マリーテレーズ・フォン・グンテン氏、下山田一郎氏などヨーデルの第一人者の指導を受ける。声楽を大川典子、大塚ディックマン美知子の各氏に師事。スイスで3年に一度開催される「連邦ヨーデルフェスト」に日本人として初めて参加が認められ、2005年から4大会連続で出場、最高ランクの評価を受けている。2009年、師マリー・テレーズ率いる合唱団を招いてのコンサートツアーを、また2014年、日瑞国交樹立150年記念のため来日したクヴァンテンシュプルングとのツアーを成功させる。2014年ボタンアコーディオンの檜山学とのデュオで「Klangfestival Naturstimmen 」へ招待を受けスイスツアーを行う。その折、外務省の依頼により、スイスを公式訪問されていた皇太子殿下の御前にて演奏する。現在、東京ようでる合唱団を結成し本格的なヨーデルコーラスグループを日本で実現、2017年、連邦ヨーデルフェスト・ブリーク大会に初参加する。 スイス大使館、スイス政府観光局による催しでの演奏多数。2013年CD「Kotoba-asobi」、2016年アムスレ・クヴァンテットとしてCD「ユーツ“JUTZ”」をリリース。


  •  新倉 惠 (にいくら めぐみ) :アコーディオン、エレゲリ
    武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。アコーディオン奏者としてアルプスの民俗音楽に長く親しむ。エドガー・オット、ルエディ・ビルヒャの両氏よりスイスアコーディオン(シュヴィーツァエレゲリ)の指導を受け、特にスイスの民俗音楽を中心に各地の公演に参加する。1999年より、スイスアンサンブル=エンツィアンのメンバーとして、コンサートを中心に活動を始める。三年に一度のスイス連邦ヨーデルフェストには1987年大会より毎回訪れ、2005年、2008年には伊藤啓子とともに参加し、正確で息の合った伴奏が審査員より高い評価を受ける。コマーシャル録音等、多方面に活躍するかたわら、後進の指導にもあたっている。


  •  原 ひふみ (はら ひふみ) :クラリネット 、カウベル
    武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。
    14歳よりクラリネットを始める。手塚実、山本正治、フランソワ・ベンダの各氏に師事。第4回練馬文化センター新人オーディションに合格、奨励賞受賞。オーストリア、エールで行われたインターナショナルアカデミーに参加し、オーストリア各地で数々のコンサートに出演。1998年、2005年に桑原洋明氏作曲の「三つの民謡」「クラリネットとピアノのための『蛇性奇憚』」を初演する。伊藤啓子のヨーデルを広く紹介したいとエンツィアンの結成を促し、当初からメンバーとして演奏活動に参加する。現在、エンツィアンのほか、ソロ、室内楽などのクラシックの分野での演奏活動も積極的に行っている。


  •  武居 ゆり (たけい ゆり) :ピアノ、ヨーデル
    立教大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。3歳よりピアノを始め、笠原睦子、栗田信子、久保田英津子、吉田成美の各氏に師事。ヨーデルを下山田一郎、マリーテレーズ・フォン・グンテン、フランツィスカ・ビルヒャ、声楽を大川典子の各氏に師事。学生時代より姉、伊藤啓子とのヨーデルデュエット活動を開始。1991年、オペレッタ「白馬亭にて」、1992年、NHK「すばらしき地球の旅」に出演。2010年、東京文化会館でのエンツィアンのコンサートにて、久々の姉妹によるデュエットが好評を博す。2011年、スイス連邦ヨーデルフェストに姉とのデュエットで初参加、2014年のダボス大会ではソロ、デュエットともに最高クラスにランキングされる。特に姉妹デュエットでは観客からスタンディングオベーションを、審査員からも異例の拍手を送られ、満点の評価を得る。


  •  石川 勝巳 (いしかわ かつみ) :テューバ、アルプホルン
    武蔵野音楽大学卒業、その後桐朋学園研究科に3年間在籍。
    テューバを多戸幾久三、貝島克彦、宮川輝男の各氏に師事。指揮を堤俊作氏に師事。
    学生時代よりヨーロッパアルプス地方の音楽に傾倒し、当グループをはじめ、Maria & Alpenbuam、Tokyo Spatzen、Edelweiskapelle等のグループにおいて活動し、スイス、ドイツ、オーストリア、北イタリアでのコンサートツアーやオーストリア国営放送(ORF)、ウィーン第一放送、南チロル放送等に出演し、研鑽を積む。また、英国式金管バンド(東京ブリリアント・ブラス)や吹奏楽、オーケストラ、スタジオ等の活動のほか、更新の指導にも積極的にあたっている。